傷跡・再建センタービューティー・整形センター

ソウル市瑞草区江南大路565 3階 ボニータクリニック
平日 09:00-18:00 · 火 10:00-18:00 · 土 09:00-15:00

傷跡回復と日常生活

【ソウル】手術後の傷跡ケア|シリコンジェル・テープ・日焼け止めはいつから、いつまで?

シリコンジェルやシートは、傷が完全に閉じた後(通常は手術から約2週間)から1日12時間以上、約12週間使うようガイドラインや文献レビューが勧めており、傷跡が厚くなる兆しがあれば、診察で状態を確認しながら6か月まで続けることもあります。紫外線対策は傷跡が赤い間は続けるのがよく、紙テープは傷跡にかかる引っ張りを減らす補助的な方法です。自宅ケアは傷跡を消す治療ではなく、目立ちにくく落ち着くのを助けるケアなので、傷跡がだんだん厚くなる、かゆい、痛いといった場合は、自宅ケアだけに頼らず診察を受けてください。ソウルで傷跡の治療をお考えなら、傷跡の写真をお送りいただくと、どの方法が合いそうかをご相談いただけます。

ご自身の場合が気になる方は LINEで写真相談 →

同じ人の体のイラスト4枚:首の下のしわにある細い赤い傷跡、肩の前の細い傷跡、肋骨の下の上腹部の傷跡、胸の中央に赤く厚く盛り上がった傷跡。カードごとに、自宅でまず考えるケアを記した。

自宅でできる傷跡ケアとは?

手術の傷が閉じて抜糸が済むと、そこから傷跡が落ち着いていく長い期間が始まります。この時期に自宅でできるケアは大きく5つです。シリコンジェルやシリコンシートを使う、テープで引っ張りを減らす、紫外線を避ける、保湿する、そしてマッサージです。

複数の国の傷跡ケアの専門家24人がまとめた実践ガイドライン(日々の診療で従う基準をまとめた文書)は、シリコンシートとジェルを、傷跡の予防と治療の両方で最初に使う手術以外の方法としています。そのほかの一般的な予防策として、日光を避けること、圧迫、テーピング、保湿剤を挙げています。1 また、どこまでケアをするかは、その人の傷跡が目立ちやすいリスクと、見た目をどれだけ気にするかによって決めるとしています。1

自宅ケアにできること、できないこと

自宅ケアは傷跡を消すものではありません。傷跡が赤く厚く盛り上がる方向に進まないよう助け、落ち着いて成熟できる環境を整えるものです。一方で、すでに幅が広がった傷跡や、へこんだ傷跡の形は、塗る・貼るケアだけでは変わりにくいものです。そうした傷跡は、診察で原因を確かめる必要があります。

傷跡の治療をいつ相談するとよいかは、別のガイド手術の傷跡はいつ治療を相談する?にまとめています。このガイドでは、その間に自宅で毎日行うケアを扱います。ソウルで手術を受けた方にも、お住まいの国で手術を受けた方にも共通する内容です。

いつから始める?

最初のルールはシンプルです。傷が完全に閉じるまで待つことです。抜糸前、かさぶたが付いている間、浸出液(傷からしみ出る液)がある間は、まだ「傷」です。この時期は、手術を受けた医療機関の案内どおりに傷のケアを優先します。

手術後の傷跡が厚く盛り上がるのを防ぐ方法をまとめたブラジル形成外科学会誌の文献レビュー(これまでの研究を集めて整理した論文)は、切開線が完全に上皮化した、つまり新しい表皮ですき間なく覆われたらすぐにシリコンを始めるよう勧めています。通常は手術から約2週間後です。2 簡単に言えば、抜糸が済み、傷の表面がなめらかに閉じて浸出液が出なくなった時がスタートです。

紫外線対策はそれより前から始められます。ただし、まだ開いている傷に日焼け止めは塗らず、服や帽子、絆創膏で覆って日差しを防ぎます。

下の図は、手術後に自宅でするケアを時間の順に並べたものです。ステップを押すと、その時期にすることが表示されます。

術後に自宅でするケア、いつからいつまで

文献レビュー2と診療ガイドライン1の一般的な推奨をまとめた図で、時間の間隔は実際の比率ではありません。開始時期と期間は、傷の状態と手術を受けた医療機関の案内を優先してください。

シリコンは傷跡にどう働く?

シリコン製品が傷跡に役立つ仕組みは、まだ完全には分かっていません。現在もっとも広く受け入れられている説明は「保湿」です。瘢痕・ケロイド治療研究会(JSW)の合意文書(専門家の議論でまとめた推奨)は、シリコンジェルやクリームが傷跡の表面を保湿することで炎症を抑え、傷跡の成熟(落ち着くこと)を助けると説明しています。4 逆に、冬のような乾燥した環境は、傷跡の炎症をあおることがあるとしています。4

シートにはもう一つの役割があります。同じ合意文書は、ジェルシートがケロイドや肥厚性瘢痕(赤く厚く盛り上がった傷跡)にかかる局所の張力(皮膚を引っ張る力)を減らすことが確かめられているとまとめています。4

シリコンの傷跡への働き

簡略化した断面図です。シリコンが傷跡に役立つ仕組みはまだ完全には分かっておらず、この図は瘢痕・ケロイド治療研究会(JSW)の合意文書の説明(保湿・張力の軽減)に基づいています4。効果には個人差があります。

簡単に言えば、シリコンはできたばかりの傷跡に薄い膜をかぶせて水分が逃げないようにし、シートであれば引っ張る力も少し受け止めます。そのため、塗ったり貼ったりした瞬間に何かが変わるわけではなく、数か月続けてこそ意味があります。

保湿も自宅でできるケアの一つです。保湿剤で傷跡の表面を乾かさないようにすることは、ガイドラインが挙げる一般的な予防策です。1 瘢痕・ケロイド治療研究会の合意文書も、ヘパリン類似物質の軟膏のように肌を保湿する外用薬は、シリコンジェルやクリームと同じく傷跡の表面を保湿することで炎症を抑え、傷跡の成熟を助けると説明しています。4

シリコンジェルとシリコンシート、どちらを選ぶ?

2つの形の効果に大きな差はないようです。2020年のメタアナリシス(複数の研究をまとめて計算し直す研究)は、シリコンジェルを調べたランダム化比較試験(くじ引きのように2群に分けて比べる研究)6件・375人を集め、手術後にシリコンジェルを使った群では、プラセボ(偽薬)や何もしない群に比べて傷跡の色素沈着、高さ、硬さのスコアが低かったと報告しています。シリコンジェルとシリコンジェルシートの効果は同程度でした。3 つまり、ジェルかシートかよりも、毎日続けられる方を選ぶことが大切です。

根拠の限界も知っておいてください。同じ分析では、シリコンジェルとシリコン以外の塗り薬の間にも、はっきりした差は見つかりませんでした。3 ただし、差が見つからなかったことは、効果が同じという意味ではありません。瘢痕・ケロイド治療研究会の合意文書は、シリコンジェルシートのランダム化試験20件をまとめた分析が「役立つ可能性がある」という結果を出した一方で、試験の質が低いため非常に慎重に解釈すべきだと付け加えています。4 シリコンは広く勧められるケアですが、誰にでも同じ結果が出る治療ではありません。

どの形を選ぶかは、主に使いやすさと続けやすさで決めます。前述の文献レビューは、選択は主に患者さんが受け入れやすいかどうかによるとし、顔のように露出する部位や、関節のようによく動く部位にはジェルの方が向く場合があるとしています。2

シリコンジェル・シート・紙テープの比較

方法向いている部位使い方知っておきたい点
シリコンジェル顔・首など露出する部位、関節薄くのばして乾かす効果はシートと同程度
シリコンシートお腹・胸など服に隠れる部位傷跡より大きめに貼る1日1回はがして洗う、蒸れに注意
紙テープ引っ張りがかかる切開線自然にはがれたら貼り替える12週以上、効果の根拠は限られる
形ごとの使い分けは文献レビュー2と合意文書4、ジェルとシートの効果の比較はメタアナリシス3に基づきます。製品ごとに使い方が異なるため、製品の説明もあわせてご確認ください。

傷跡の場所ごとに、まず考えることを図にまとめると次のとおりです。

傷跡の場所ごとに、まず考えること

  • 1顔や首など、いつも見える場所なら

    シリコンジェルを薄くのばし、日差しを避け続けます

    シリコンジェル・紫外線対策

  • 2肩や関節など、よく動く場所なら

    ジェルが使いやすく、引っ張りを減らすテープも検討します

    シリコンジェル・テープ

  • 3お腹など、服に隠れる場所なら

    シリコンシートを1日12時間以上貼り続けやすい場所です

    シリコンシート

  • 4赤く厚く盛り上がり、かゆいなら

    自宅ケアだけを続けず、診察で状態を確認します

    診察で確認

傷跡の場所を示すイラストで、ケア後の姿ではありません。形の選び方は文献レビュー2に基づきます。実際のケアは傷の状態と手術を受けた医療機関の案内によって異なります。

1日何時間、何か月使う?

「どれくらい」については、前述の文献レビューが次のようにまとめています。2

  • 1日の時間:少なくとも12時間、できれば24時間
  • 期間:傷が閉じてから12週(約3か月)まで
  • 傷跡が厚くなる兆しがあれば:診察で状態を確認したうえで、圧迫療法と併せてさらに12週、合計6か月まで使うこともあります。ただし、手術の傷跡に対する圧迫療法そのものの根拠はまだ弱いとされています。2

外出する時だけ塗るのではなく、1日の半分以上は傷跡の上にシリコンがある状態が目安です。ジェルは塗って乾いた膜が残っている時間が、シートは貼っている時間が、そのまま使用時間になります。塗る回数や量は、使う製品の説明に従ってください。

これらの数字は、文献レビューが国際的な推奨や診療ガイドラインをもとにまとめた目安で、期間どうしを比べた試験から出た値ではありません。製品や傷の状態によって、手術を受けた医療機関の案内が異なることもあります。

途中の見直しも大切です。前述のガイドラインは、医師が4〜8週ごとに傷跡を評価し直して、ケアを追加するかどうかを決めるよう勧めています。1 自宅ではその間隔で同じ光の下で写真を撮っておき、診察の時に見せると変化がわかりやすくなります。傷跡が赤く盛り上がってきていないか、かゆみや痛みが出ていないか、製品で皮膚がただれていないかもメモしておくとよいでしょう。

シリコンシートを使う時のポイント

瘢痕・ケロイド治療研究会の合意文書がまとめた使い方のポイントです。4

  • シートは通常1日1回はがして洗います。粘着力が残っている間は、洗って繰り返し使えます。
  • 傷跡より余裕をもって覆える大きさを使います。そうすることで引っ張りを防ぎ、十分に保湿できます。
  • 夏は汗でシートやテープの下が湿りすぎることがあります。その状態が長く続くと真菌(カビ)の感染が起こることがあるため、夏は毎日シャワーで傷跡を洗います。
  • 冬は傷跡のまわりが乾燥しやすいので、むしろ根気よく使います。

テープはなぜ貼る?どれくらい貼る?

傷跡は引っ張られると厚くなりやすくなります。瘢痕・ケロイド治療研究会の合意文書は、皮膚を引っ張る局所の張力がケロイドや肥厚性瘢痕を悪化させ、こうした傷跡は主に皮膚が引っ張られる方向に大きくなると説明しています。4 そのため、固定テープやジェルシートを貼って傷跡にかかる引っ張りを減らすと、傷跡の成熟を助けると考えられています。4

テープが引っ張りを分散するしくみ

張力とテープの役割は瘢痕・ケロイド治療研究会(JSW)の合意文書に基づいています4。矢印は力の向きを簡単に示したもので、テープの貼り方と期間は傷に合わせて案内に従ってください。

テープは主に紙製(紙製のサージカルテープ。以下、紙テープ)やシリコン製のものを使います。4 前述の文献レビューは、紙テープを少なくとも12週貼り続けるよう勧めています。それより短いと効果が下がったという観察があるためです。ただし効果が十分に検証された方法ではないため、傷跡が目立つリスクの低い人に使える方法と位置づけています。2 帝王切開の患者さんにテープを貼ったランダム化試験の詳しい結果は、手術の傷跡はいつ治療を相談する?にまとめています。

貼り方にもコツがあります。合意文書は、テープを毎日貼り替えず、自然にはがれた時に交換するよう勧めています。頻繁にはがすと、その刺激で接触皮膚炎が起きたり、表皮が傷ついたりすることがあるためです。4 胸の上部、肩、関節のまわりのように、動くたびに皮膚が伸びる場所では、引っ張りを減らすケアがいっそう大切になります。

紫外線対策はどれくらい続ける?

落ち着く途中の傷跡は日差しに弱いものです。デンマークで行われたランダム化比較試験では、皮膚に小さな円形の傷(パンチ生検の傷)をつくり、無作為に分けて、片方にだけ手術後に日光に近い紫外線を当てました。12週後、縫わずに自然に治った傷では、紫外線を当てた傷跡の方が色、硬さ、傷跡の面積のスコアが高く、色素も濃くなりました。評価者は、紫外線を当てた傷跡をもっとも目立つ傷跡に選びました。5 治りかけの傷跡が日差しを浴びると、より濃く目立つ可能性があるということです。

この試験は小さな傷を使った研究で、はっきり差が出たのは縫わずに自然に治った傷でした。そのため、手術の傷跡にそのまま当てはめるには限界があります。それでもガイドラインは、日光を避けることを傷跡予防の基本的なケアとしています。1

どれくらいの期間、どう覆う?

紫外線対策を何か月続けるべきか、期間を決めて比べた研究はまだ十分ではありません。傷跡が赤い間はまだ落ち着く途中なので、その間は続けて覆うのが無難です。

  • 傷が閉じる前:服、帽子、絆創膏で覆います。
  • 傷が閉じた後:露出する部位には日焼け止めを塗り、長く屋外にいる時は塗り直します。
  • 体の傷跡:服で覆うのがもっとも簡単で確実です。
  • シリコンジェルと併用する時:塗る順番はそれぞれの製品の説明に従います。

傷跡のマッサージは効果がある?

傷跡のマッサージはよく勧められますが、根拠は弱いのが実情です。傷跡マッサージの研究10件(144人)を集めた文献レビューでは、マッサージ後に傷跡のスコア、関節の動き、かゆみ、痛みなどが改善した人は65人(45.7%)でした。手術の傷跡だけを見ると、30か所中27か所(90%)で見た目やスコアが改善しました。6 けがや熱傷の傷跡より、手術の傷跡で結果がよかったということです。

ただし、研究ごとに方法がばらばらでした。開始時期は抜糸後から2年以上たってからまで、方法は1日2回10分から週2回30分まで、期間は1回から6か月まででした。結果の測り方も客観的ではなく、著者らは根拠が弱いと結論づけています。6 前述の文献レビューも、「手術4週後から1日2〜3回、3〜5分ずつ、3〜4か月」といった方法が提案されたことはあるものの、根拠が不十分で勧められないとしています。2

結局のところ、マッサージはシリコンや紫外線対策の代わりにはなりません。行う場合は、傷が完全に閉じてから、痛くない程度にやさしく行います。傷跡が赤く盛り上がってきている時は、こする前にまず状態を診てもらってください。

避けたいことは?

よいとされることを足すのと同じくらい、傷跡を刺激することを減らすのも大切です。

  • 閉じていない傷にシリコンを使う:シリコンは切開線が新しい表皮で完全に覆われてから使います。2
  • かさぶたを無理にはがす・かく:かさぶたは自然に取れるまで待ちます。かゆみが強い時は、かかずに医師に相談します。
  • テープを毎日はがして貼り直す:刺激が積み重なって皮膚炎が起きることがあります。自然にはがれた時に交換します。4
  • 汗で蒸れたシートを洗わずに貼り続ける:湿った状態が続くと真菌感染が起こることがあります。4
  • ステロイド外用薬を確認なしに長く塗る:ステロイドの軟膏やクリームは、ニキビのような発疹や、細い血管が透けて見える副作用を起こすことがあるため、医師の確認なしに長く使わないようにします。4
  • ビタミンEオイルを傷跡の薬のように塗る:手術の傷跡がある15人の研究では、90%で傷跡がよくならず、約3人に1人(33%)に接触皮膚炎が起きました。異なる結果の研究もありますが、よりよい根拠が出るまでは勧めないというのが文献レビューの結論です。2
  • 傷跡を強く引っ張る動きを繰り返す:合意文書は、傷跡を引っ張る動作を繰り返す重労働や過度な運動を控えるよう勧めています。4
  • 落ち着く途中の傷跡を強い日差しにさらす:紫外線を浴びた傷跡は、より濃く目立つことがあります。5

自宅ケアだけでは足りないサイン

自宅ケアは、順調に治っていく傷跡を支えるためのものです。次のような変化があれば、待たずに診察を受けることをおすすめします。

  • 傷跡がだんだん厚くなる、硬く盛り上がる
  • もとの傷の範囲を越えて横に広がる
  • かゆい、痛い
  • 引きつれて動きにくい
  • 傷が再び開く、赤く腫れて浸出液が出る

瘢痕・ケロイド治療研究会の合意文書は、ケロイドや肥厚性瘢痕がアジア系やアフリカ系の人に特にできやすいと説明しています。4 傷の境界を越えて大きくなるケロイドは扱い方が異なります。2つの傷跡の見分け方はケロイドと肥厚性瘢痕の違いは?、ケロイドの治療はケロイド・熱傷の傷跡のガイドにまとめています。

いまの傷跡はどんな状態ですか?

  • 抜糸前・かさぶた・浸出液がある傷のケアを優先日差しは服で防ぐ
  • 閉じていて赤い線シリコン・テープ・紫外線対策4〜8週ごとに診察で見直す
  • だんだん厚く、かゆい・痛い診察で確認自宅ケアだけを続けない
  • 幅が広がった・へこんだ修正の時期を相談塗る・貼るケアでは変わりにくい

ボニータクリニックの考え方

原則として、自宅でのケアはまず手術を受けた医療機関の案内に従ってください。そのうえで、傷跡が思うように落ち着かない時、ボニータクリニックでは次のように考えます。

ボニータクリニックは1995年の開院以来同じ場所で、ブラジルの形成外科専門医であるチョン・グァンソプ代表院長が診療しています。手術の傷跡がうまく落ち着かない場合、ソウルでご相談いただけるのは当院の診療ページに記載している次の方法です。

  • 傷跡のタイプに合わせて色やキメを整えるレーザーケア(必要に応じて間隔をあけて繰り返します)
  • 深い組織とくっついた部分をはがし、へこんだ傷跡を充填する治療
  • 幅が広がった・厚くなった傷跡の外科的な修復(局所麻酔または鎮静、日帰り、抜糸あり)

回復期間と通院のスケジュールは、治療の範囲と個人の状態によって異なります。どの治療が必要かは、診察の後に決まります。

自宅ケアでは変えにくい傷跡:当院の症例写真

すでに幅が広がった傷跡やへこんだ傷跡の形は、塗る・貼るケアでは変わりにくいものです。以下は当院の「ボディの整形傷跡」診療ページに掲載している症例写真です。結果には個人差があります。

【ソウル】手術後の傷跡ケア|シリコンジェル・テープ・日焼け止めはいつから、いつまで? · 施術前後の写真 1
施術前施術後

両側の胸の下のしわに残った線状の傷跡

【ソウル】手術後の傷跡ケア|シリコンジェル・テープ・日焼け止めはいつから、いつまで? · 施術前後の写真 2
施術前施術後

わきの近くに斜めに残った線状の傷跡

【ソウル】手術後の傷跡ケア|シリコンジェル・テープ・日焼け止めはいつから、いつまで? · 施術前後の写真 3
施術前施術後

わきのくぼみに曲線状に残った傷跡

※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。

治療計画と費用が人によって違う理由

同じように「赤い」「幅が広い」と見える傷跡でも、必要なケアは大きく異なることがあります。計画、ひいては費用を左右するのは、傷跡の種類と、どこまで治療が必要かです。

  • 傷跡のタイプ:赤い・盛り上がる・幅が広い・へこんでいる
  • 大きさ・長さ・場所
  • 方法:レーザー、癒着をはがして充填、外科的な修正
  • 治療の回数
  • 麻酔:局所麻酔または鎮静
  • その部位の過去の手術・治療

対面診察後に最終的な計画とお見積もり

最終的なお見積もりは、対面での診察で傷跡のタイプ・深さ・範囲がはっきりしてからご案内します。写真は選択肢を絞るのに役立ちますが、計画は診察で決まります。

写真でわかること、対面診察が必要なこと

傷跡の見た目と、時間とともにどう変わってきたかは多くのことを教えてくれるので、写真は最初の一歩として役立ちます。ただし表面の下で何が起きているかは、実際に触れて見て確かめる必要があります。

写真でわかること

  • 傷跡の場所と長さ
  • 色:赤い・茶色い・白い
  • 幅が広い・盛り上がっているように見えるか
  • 日付入りの写真からわかる変化
  • どの手術をいつ受けたか

対面診察が必要なこと

  • 厚みと硬さ
  • 深い組織とくっついているか
  • 動いた時の引きつれ
  • かゆみ・痛み・押した時の痛み
  • ケロイドのように広がるか

役立つ写真:明るい自然光で、傷跡を正面と斜めから撮ったもの。できれば定規や硬貨を横に置いてください。手術後のいろいろな時期に撮った写真もあると参考になります。

カウンセリング前に準備するとよいもの

  • 受けた手術の名前と日付、手術を受けた医療機関(覚えている範囲で)
  • 抜糸した日と、その後の時期ごとの写真(同じ光・同じ距離で撮ると変化がわかりやすくなります)
  • これまで使ったケア用品の種類、期間、1日に使った時間
  • 製品で赤くなったり、かゆくなったりしたことがあるか
  • ケロイドや厚い傷跡ができたことがあるか、ご家族に同じような方がいるか

写真とご質問をメッセージでお送りいただけます。

ご来院の計画と、帰国後の傷跡ケア

自宅ケアの内容はどこにいても同じです。傷が閉じたら1日12時間以上のシリコン、引っ張られる場所にはテープ、赤い間は紫外線対策です。ガイドラインは4〜8週ごとの見直しを勧めているので、1 その間隔で同じ光の下で日付入りの写真を撮っておくと、お住まいの国の医師でもソウルの医師でも、経過を追いやすくなります。

当院での治療をご検討の場合、ソウルでの滞在期間、抜糸の時期、通院の回数は、治療の方法と範囲によって変わります。これらはカウンセリングで、一緒に計画します。帰国後に傷跡が赤く腫れる、痛む、浸出液が出る、またはどんどん厚くなる場合は、すぐにお近くの医師に相談してください。

ボニータクリニックは、ソウル市瑞草区江南大路565、3階にあります。地下鉄7号線・論峴駅8番出口から徒歩約100mです。詳しくは当院のボディの整形傷跡、顔の整形傷跡のページをご覧ください。けがの直後の処置は事故・応急ゴールデンタイム治療にまとめています。傷跡については、手術の傷跡はいつ治療を相談する?、体の美容整形後の傷跡、ケロイドと肥厚性瘢痕の違いは?、ケロイド・熱傷の傷跡のガイドもあわせてご覧ください。

よくある質問

手術から6か月たちました。今からシリコンを始めても遅くないですか?

ガイドラインは、シリコンを傷跡の予防だけでなく治療でも最初に使う、手術以外の方法と位置づけています。1 傷跡がまだ赤く硬いなら、今から始めても意味があります。ただし、すでに白く平らに落ち着いた傷跡の幅の広さやへこみはシリコンでは変わりにくいため、その場合は診察で状態を確認します。

シリコンが入っていない傷跡クリームは効果がありませんか?

メタアナリシスでは、シリコンジェルとシリコン以外の塗り薬の間に、はっきりした差は見つかりませんでした。3 ただし、差が見つからなかったことは、同じように効くという意味ではありません。手術の傷跡の予防法をまとめた文献レビューは、タマネギ抽出物やビタミンEのような成分は根拠が不十分として勧めていません。2 どの製品でも、塗った場所が赤くなったりかゆくなったりしたら、使用を中止して相談してください。

シリコンシートを貼ると汗で蒸れてかゆくなります。貼り続けてもいいですか?

夏はシートやテープの下が湿りすぎて、長く続くと真菌感染が起こることがあります。毎日シャワーで傷跡を洗い、シートもはがして洗ってから使ってください。4 発疹が出たりかゆみが強かったりする時は少し休み、ジェルなど別の形に替えられるか相談するとよいでしょう。

テープはどれくらいの頻度で貼り替えますか?

毎日貼り替える必要はありません。頻繁にはがすとその刺激で皮膚炎や表皮の傷が起こることがあるため、自然にはがれた時に交換する方法が勧められています。4 汗や水で浮いてきたら、その時に新しく貼れば大丈夫です。

傷跡の紫外線対策はいつまで続けますか?

期間を決めて比べた研究はまだ十分ではありません。手術後に紫外線を当てた傷跡がより濃く目立ったというランダム化試験があるため、5 傷跡が赤い間は続けて覆うのがよいでしょう。体の傷跡は服で覆うのがもっとも簡単です。

参考資料 (6)

本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。

  1. Meaume S, Le Pillouer-Prost A, Richert B, et al. Management of scars: updated practical guidelines and use of silicones. Eur J Dermatol. 2014;24(4):435-443.doi:10.1684/ejd.2014.2356国際的な専門家24人による実践ガイドライン(抄録):シリコンシート・ジェルを傷跡の予防と治療で最初に使う非侵襲的方法として推奨、一般的な対策として日光を避ける・圧迫・テーピング・保湿剤、医師による4〜8週ごとの再評価、ケアの程度は傷跡のリスクと患者さんの関心度で決める
  2. Faveret PLS, Cunha KSG. Current management for the prevention of postoperative scar hypertrophy. Rev Bras Cir Plást. 2015;30(4):638-648.doi:10.5935/2177-1235.2015RBCP0205ブラジル形成外科学会誌の文献レビュー(全文):上皮化後(約2週)にシリコンを開始、1日12時間以上(可能なら24時間)、12週まで、肥厚の兆しがあれば圧迫と併せてさらに12週(計6か月)、数字は国際的な推奨とガイドラインからの引用で期間を比べた試験の値ではない、露出部・関節にはジェル、紙テープは低リスクの人に12週以上(根拠は限定的)、マッサージ・局所圧迫・タマネギ抽出物・5%イミキモド・ビタミンEは根拠不足で勧めない(ビタミンEは15人中90%で改善なし・33%に接触皮膚炎)
  3. Wang F, Li X, Wang X, Jiang X. Efficacy of topical silicone gel in scar management: A systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. Int Wound J. 2020;17(3):765-773.doi:10.1111/iwj.13337ランダム化比較試験6件・375人のメタアナリシス(抄録):手術後のシリコンジェルはプラセボや無治療に比べ色素沈着・高さ・柔らかさのスコアを下げた、ジェルとジェルシートに差はなく、シリコン以外の外用薬ともはっきりした差は見つからなかった(同じ効果という証明ではない)
  4. Ogawa R, Akita S, Akaishi S, et al. Diagnosis and Treatment of Keloids and Hypertrophic Scars-Japan Scar Workshop Consensus Document 2018. Burns Trauma. 2019;7:39.doi:10.1186/s41038-019-0175-y瘢痕・ケロイド治療研究会(JSW)合意文書(全文):局所の張力がケロイド・肥厚性瘢痕を悪化させ張力の方向に大きくなる、固定テープ・ジェルシートは張力を減らし保湿で成熟を助ける、シリコンジェル・クリームやヘパリン類似物質の軟膏は傷跡表面の保湿で炎症を抑え成熟を助ける、乾燥は炎症を促す、テープは自然にはがれた時に交換・シートは毎日洗って再使用・夏の汗による真菌感染に注意、ステロイド外用の長期無管理使用に注意、アジア系・アフリカ系に多い、20試験の統合解析は質が低い
  5. Due E, Rossen K, Sorensen LT, et al. Effect of UV irradiation on cutaneous cicatrices: a randomized, controlled trial with clinical, skin reflectance, histological, immunohistochemical and biochemical evaluations. Acta Derm Venereol. 2007;87(1):27-32.doi:10.2340/00015555-0154パンチ生検の傷を用いたランダム化比較試験(抄録):手術後に紫外線を当てた傷跡(二次治癒)は12週で色・硬さ・面積のスコアと色素が高く、もっとも目立つと評価された、組織学的な差はなし
  6. Shin TM, Bordeaux JS. The role of massage in scar management: a literature review. Dermatol Surg. 2012;38(3):414-423.doi:10.1111/j.1524-4725.2011.02201.x傷跡マッサージの文献レビュー、10研究・144人(抄録):45.7%が改善、手術の傷跡は30か所中27か所(90%)が改善、開始時期・方法・期間がばらばらで評価も客観的でないため根拠は弱い

この記事について

執筆
ボニータクリニック
公開日
更新日

この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。

← ボニータ診療ガイドの記事一覧

✦Reservation

ご相談・ご予約のご案内

公式LINEでお気軽にご相談ください。診療時間外にいただいたお問い合わせは、次の診療日に順番にお答えします。

診療時間
平日09:00 – 18:00
火曜日10:00 – 18:00
土曜日09:00 – 15:00
日曜日・祝日休診

ソウル市瑞草区江南大路565 3階 ボニータクリニック · +82-2-3444-1535

韓国時間(UTC+9)基準 · ご予約はクリニックの確認後に確定します

  • 公式LINE

    LINEで無料相談

    友だち追加のうえ、いちばん気になっていることをメッセージでお送りください。写真がなくてもご質問いただけます。写真は気になる部位だけで、身分証は送らないでください。

    無料で相談する →
  • 症例写真

    施術前後の症例

    傷跡・再建と美容・整形の症例写真を、施術ごとにまとめてご覧いただけます。

    症例写真を見る →
  • Instagram

    日本向け公式Instagram

    ボニータクリニックの日本向け公式アカウントです。

    Instagram →
  • YouTube

    日本向け公式YouTube

    ボニータクリニックの日本向け公式チャンネルです。

    YouTube →
  • アクセス

    ご来院のご案内

    診療時間は韓国時間(UTC+9)基準です。ご来院の前に公式LINEでご相談ください。

    アクセス →