傷跡・再建センタービューティー・整形センター

ソウル市瑞草区江南大路565 3階 ボニータクリニック
平日 09:00-18:00 · 火 10:00-18:00 · 土 09:00-15:00

リフトアップ回復と日常生活

ソウルでフェイスリフトを受けた後の帰国:抜糸・腫れ・飛行機はいつから?

フェイスリフト後に飛行機に乗れる日は、すべての方に同じ日数で決まっているわけではなく、手術の範囲と回復の経過を見て決めます。フェイスリフト後に最も多い合併症である血腫(皮膚の下に血がたまって固まること)は術後24時間以内に見つかることが多いため、最初の時期はクリニックの近くで過ごし、抜糸と傷の確認の診察を受けてから出国することが大切です。長距離フライトは長時間座っていることで脚の静脈に血栓ができるリスクを高めるため、術後に4時間を超えて移動する場合は、歩くこと・水分補給・弾性ストッキングなどの予防法を医療チームと事前に決めておく必要があります。ボニータクリニックでは帰国日を日数でお約束せず、カウンセリングで手術の範囲と回復に合わせて一緒に決めますので、まずは写真と渡航予定をお送りください。

ご自身の場合が気になる方は LINEで写真相談 →

同じ50代女性のイラスト4枚:手術当日にフェイスバンドを着けて枕にもたれて休む姿、耳の前のしわと耳たぶの下に沿って糸がある耳の拡大図、フェイスラインと首の上のほうに薄い内出血がある姿、飛行機の座席で水のボトルを持つ姿。カードごとに確認することを記した。

フェイスリフト後の帰国日は、なぜ一つの日数で答えられないのですか?

ソウルでフェイスリフトを受けて飛行機で帰る方から、まずいただく質問は「術後何日で飛行機に乗れますか?」です。ただ、同じフェイスリフトでも手術の大きさはかなり違います。顔の下半分だけを引き上げる場合と首のしわまで一緒に引き上げる場合では、切開の長さからして異なり、あごの脂肪吸引や脂肪移植を加えれば回復が必要な部位も増えます。日数を決める前に、フェイスリフト後の顔と体が回復の段階ごとに何に気をつけるべきかを知っておくと、帰国の日程がぐっと組みやすくなります。

フェイスリフト後の帰国日を左右するのは、次の4つです。

  • 血腫:引き上げた皮膚の下に血がたまって固まるもので、フェイスリフト後に最も多い合併症です。1 多くは術直後に起こるため、最初の1日が山場です。
  • 抜糸と傷:耳の前のしわと耳の後ろの生え際に沿って縫った糸を抜き、傷がきちんとふさがったかを見る診察が残っています。
  • 腫れと内出血:頬の下・フェイスライン・首に広がった腫れや内出血は、何日もかけて少しずつ引いていきます。
  • 座席で過ごす時間:飛行機の座席に何時間も座っていると、脚の静脈に血栓(血管の中で血が固まってできたかたまり)ができるリスクが高まります。

鼻の手術後のフライトでは、鼻血と耳の圧が主な心配ごとでした(鼻の手術後のフライトのガイド)。フェイスリフト後は話が変わり、初日の血腫、耳のまわりの抜糸、そして座席で過ごす長い時間が計画の中心になります。下のカードは、帰国の前後に出会う4つの場面をイラストで示しています。

帰国の前後にこんな状態なら

  • 1手術の夜と翌日なら

    血腫ができないかを最も注意して見る時期なので、クリニックの近くで過ごします

    血腫の確認

  • 2耳のまわりの糸がまだ残っているなら

    抜糸と傷の確認の診察を帰国の日程に組み込みます

    回復の日程

  • 3フェイスラインと首に腫れや内出血が残っているなら

    左右とも少しずつ引いているか、片側だけ悪化していないかを見ます

    経過の確認

  • 44時間を超える移動なら

    通路側の席・水分・こまめに動くこと、弾性ストッキングなどの予防法を事前に相談します

    血栓の予防

状態を示すイラストで、手術の結果ではありません。実際の帰国日は診察で状態を確認してから決めます。

フェイスリフトの回復は、切開から抜糸までどう進みますか?

ボニータクリニックのフェイスリフトは、耳の前のしわと耳の後ろの生え際の内側を切開し、皮膚の下にあるSMAS(表情筋とつながる、薄いけれど丈夫な膜の層)を引き上げて固定する手術です。内視鏡(先端に小さなカメラが付いた細い管)を使って切開を短くし、首のしわまで引き上げる場合は耳の後ろの切開を延ばします。麻酔は全身麻酔または静脈麻酔(眠った状態で行う麻酔)です。1泊入院し、状態によっては当日帰宅することもあります。抜糸があり、回復にかかる期間と通院の回数は、手術の範囲とご本人の状態によって変わります。手術の方法そのものはフェイスリフトのガイドで詳しく説明しています。

回復は大きく3つの山を越えていきます。1つ目は、引き上げた層の下に血がたまらないかを見守る術直後です。2つ目は、頬の下・フェイスライン・首に腫れと内出血が出て、だんだん落ち着いていく時期です。最後に、決められた日に抜糸をして傷を確認し、その結果を見て帰国日を決めます。下の図で、この流れを一場面ずつご覧いただけます。

フェイスリフト後の回復の流れ

理解を助けるために簡略化した図です。切開の位置はボニータクリニックの診療案内、術後24時間は研究2に基づきます。各時期の長さは手術の範囲と個人によって異なります。

腫れや内出血が引くスピードには、かなりの個人差があります。ボニータクリニックの診療案内も「手術の範囲によって異なり、腫れが引くまでの期間が必要」と述べるにとどめ、大切な予定がある場合はカウンセリングで前もって教えていただくようお願いしています。フェイスリフトの腫れが何日で引くかを一つの数字にまとめた信頼できる根拠が見つからなかったため、このガイドでもその期間を数字では書いていません。帰国の日に腫れや内出血がいくらか残っているのは珍しいことではないので、帰国後に残った腫れをどう見守るかを前もって決めておくと安心です。

フェイスリフト後の最初の24時間を、クリニックの近くで過ごすべき理由は?

フェイスリフト後に最も多い合併症は血腫です。皮膚を引き上げるとその下にすき間ができ、そこに血がたまって固まるものをいいます。血腫ができると顔の腫れが長引いたり、血の巡りが悪くなって皮膚の一部が傷んだり(皮膚壊死)することがあります。1

英国で手術件数の多い2人の医師が1994〜1999年に行ったフェイスリフト1,078件の記録を分析した研究があります。このうち45件、約4.2%で血腫が起こりました。1 わかりやすく言えば、フェイスリフトを受けた方のおよそ24人に1人の割合です。ただし血腫の頻度は、調べた時期、どこまでを血腫として数えたか、執刀した医師によって大きく違います。より新しい米国の大規模なデータでは、緊急の処置が必要だった血腫はこれより低く報告されています(フェイスリフトのガイド)。

では、血腫はいつ起こることが多いのでしょうか。1人の医師がドレーン(傷の中の血液や浸出液を外に出す細い管)を使わずにフェイスリフトを行った605人を振り返った研究では、血腫7件はすべて術後24時間以内に見つかりました。2 1人の医師の手術だけを集めたデータなので、血腫が初日にしか起こらないとは言い切れません。それでも、術直後の1日を最も丁寧に見守るべきことははっきり示されています。

フェイスリフト後の血腫:頻度・時期・要因

1994〜1999年に2人の医師が行ったフェイスリフト1,078件の記録分析1と、ドレーンを使わずにフェイスリフトを受けた605人の分析2の結果です。どちらも1〜2人の医師の手術データのため、調べた時期や血腫の定義によって頻度は変わりえます。ボニータクリニックのデータではありません。男性に多かったことは605人の研究2で確認されています。100個の点は割合を見やすくしたもので、時間軸上の点の位置は例示です。

海外から来られる方にとって、これが特に大切な理由があります。血腫は早く見つけて処置するほどよいのですが、機内や空港ではすぐに診察を受けられないからです。ボニータクリニックのフェイスリフトは1泊入院を基本とするため(状態によっては当日帰宅)、術直後の経過をクリニックの中で近くから見守ることができます。

フェイスリフト後の血腫のリスクを高めるものは何ですか?

先ほどの1,078件の研究は、どのような条件で血腫が起こりやすかったかを統計的に調べています。収縮期血圧(心臓が縮むときに測る、高いほうの血圧)、性別、アスピリンや消炎鎮痛薬の服用、喫煙が、血腫と有意に関係していました。1 性別も関係しており、605人の研究では男性の血腫が女性より多くみられました。2 首の前の薄い筋肉(広頸筋)を首の中央で寄せて縫い合わせる処置を同時に行った場合も、血腫と関係していました。1

ここから、前もって準備できることが見えてきます。

  • 血圧:血圧が高い方は手術前からコントロールし、術後も処方どおりに薬を飲みます。
  • 薬:アスピリン、消炎鎮痛薬、血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合は、カウンセリングですべてお知らせください。いつ止めて、いつ再開するかは医療チームが決めます。
  • 喫煙:喫煙も血腫と関係する要因でした。1 手術前後の禁煙の計画をカウンセリングで一緒に立てます。
  • 吐き気・嘔吐:605人の研究では、血腫ができた7人のうち2人が、薬を使ったにもかかわらず回復室で嘔吐していました。著者らは、術後の吐き気を予防し、すぐに治療することも血腫の予防に役立つ可能性があるとしています。2 術後に気分が悪いときは、我慢せずすぐにお知らせください。

フェイスリフトのドレーンは、血腫を防いでくれますか?

ドレーンは、手術した部分にたまる血液や浸出液を外に出す細い管です。フェイスリフト後にドレーンを入れるかどうかは、医師や手術の方法によって異なります。ドレーンを入れる場合は抜く日が帰国の日程に影響することがあるので、手術計画の説明を受けるときに確認しておきましょう。

ドレーンがどれだけ役立つかを直接比べたランダム化比較試験(患者さんや顔の左右を無作為に振り分けて比べる研究)があります。フェイスリフトを受けた50人の顔の片側だけにドレーンを入れ、反対側と比べました。血腫と腫れはドレーンの有無で差がなく、患者さん自身が感じた腫れや不快感も左右で同じでした。違ったのは内出血だけで、ドレーンを入れた側のほうがはっきり少なくなっていました。3

先ほどの605人の研究も、ドレーンは使っていません。丁寧な止血と24時間の圧迫ドレッシングに加えて、後半の459人にはフィブリン糊(血が固まるときにできるたんぱく質からつくる組織用の接着剤)を使いました。血腫はフィブリン糊を使わなかった146人で3.4%、使った459人で0.4%で、手術室で再び開く必要のある大きな血腫はどちらのグループにもありませんでした。フィブリン糊を使わなかったグループの血腫5件は、すべて針で抜き取った小さな血腫でした。2

ドレーンを入れた側と入れなかった側の比較

比べたものドレーン側の結果
血腫差なし
腫れ差なし
患者さんが感じた腫れ・不快感差なし
内出血ドレーン側のほうが少ない
50人の顔の左右を比べたランダム化比較試験の結果です。3 ドレーンを使うかどうかは手術の方法によって決めます。

これらの研究から見ると、ドレーンは血腫を防ぐ装置というより、内出血を減らすのに役立つことがある選択肢です。ドレーンがあるからといって、初日の見守りの大切さが変わるわけではありません。

出国前の診察では、耳のまわりの糸とフェイスラインの腫れをどう確認しますか?

フェイスリフトの切開線は、耳の前のしわと耳の後ろの生え際に沿っています。抜糸の日は術後にお知らせし、傷の治り具合によって前後することがあります。

海外で手術を受ける患者さんに向けた英国美容形成外科学会(BAAPS)の勧告は、この時期について2つのことを挙げています。抜糸やドレーン抜去などの予約は退院前に入れておくこと、そして帰国の途につく前に、執刀医による術後の診察を少なくとも1回受けることです。6 ボニータクリニックでは回復の日程をカウンセリングでご案内するので、抜糸と傷の確認の診察もその日程に組み込みます。

出国前の診察では、次の点を一緒に確認します。

  • 耳の前・耳たぶの下・耳の後ろの傷がきちんとふさがっているか、開いたりじくじくしたりしていないか
  • 顔や首の片側だけがだんだん腫れて硬くなっていないか
  • 痛みと腫れが和らぐ方向に向かっているか
  • 帰国後の傷のケアの方法と、何かあったときの連絡先

フェイスラインや首の腫れは、左右ともに同じくらいのペースでゆっくり引いていくのが一般的です。反対に、片側だけがどんどんふくらみ、硬くなって痛む場合は血腫のおそれがあるため、すぐに診察を受ける必要があります。正面と左右の顔を同じ照明・同じ角度で毎日撮っておくと左右差に気づきやすく、帰国後に経過をご相談いただくときにも役立ちます。

切開線が時間とともに目立ちにくくなるようケアすることも、回復の一部です。ボニータクリニックでは傷跡クリニックで切開線のケアを続けられますので、帰国後に再びソウルを訪れる予定があれば、カウンセリングでお知らせください。

顔だけの手術でも、飛行機での血栓を心配する必要がありますか?

フェイスリフト後の数日間は、回復のためにふだんより体を動かさなくなります。そこへすぐに長いフライトが続くと、ふくらはぎの筋肉を使う時間がさらに減ります。ふくらはぎの筋肉は、歩くたびに脚の静脈の血を心臓のほうへ押し戻すポンプの役目をしていて、この動きが減ると血が静脈にとどまり固まりやすくなります。脚の深い静脈にできた血栓を深部静脈血栓症、そのかけらがはがれて肺の血管を詰まらせたものを肺塞栓症といい、2つをまとめて静脈血栓塞栓症と呼びます。

では、顔だけを手術した方の血栓のリスクはどのくらいでしょうか。米国の美容手術データベースに2008〜2013年に登録された129,007人を手術部位ごとに分けて調べた研究が手がかりになります。そのうち術後30日以内に静脈血栓塞栓症が起きたのは116人で、割合にすると約0.09%でした。4 顔の手術だけのグループは0.01%で、胸の手術(0.01%)と並んで最も低い値でした。これに対し、顔と体を同時に手術したグループは0.16%、体の手術は0.21%、体と胸を同時に手術したグループは0.28%でした。4 数字にすると、顔の手術だけなら血栓は1万人に1人ほどとまれですが、体の手術が加わると10倍以上に増えます。

手術の数も差を生みました。一度に複数の手術を受けた方の血栓は0.20%で、一つだけの方(0.04%)より多くなっていました。リスク要因をまとめて分析したところ、体の手術、複数の手術の同時施行、高いBMI(身長に対する体重の割合を示す数値)、年齢の高さの4つが挙がりました。4 フェイスリフトに脂肪吸引などの別の手術を加えるなら、血栓のリスクもフェイスリフト単独ではなく手術全体の範囲で考える必要があるのはこのためです。

顔の手術後の血栓:手術部位と移動時間

米国の美容手術129,007人の術後30日データ4、長距離移動の診療ガイドライン5、英国美容形成外科学会の勧告6です。血栓予防薬は血腫のリスクと比べて考える必要があるため、手術した医療チームが決めます。

フライトの長さも考えに入れます。英国の学会の勧告は、長距離フライトを一般に6時間を超える移動としながらも、移動時間の合計が4時間前後でもリスクに影響するという根拠があるとして、そうした患者さんに向けた勧告を別に設けています。6 2つ目の根拠である米国血液学会の2018年の診療ガイドライン(専門学会が根拠を検討してまとめた診療の推奨)には、4時間を超える旅行を扱う項目が別にあります。最近の手術のように血栓のリスクが明らかに高い方には、弾性ストッキング、または予防量の低分子量ヘパリン(血栓を防ぐ注射)を提案していますが、根拠の確実性が非常に低い条件付きの推奨だという但し書きが付いています。5

血栓予防の薬と血腫は、フェイスリフト後になぜ一緒に考えるのですか?

血栓を防ぐ薬は血を固まりにくくするため、出血を増やすことがあります。1,078件の研究でも、アスピリンや消炎鎮痛薬の服用は血腫と関係していました。1 ガイドラインは、ストッキングや注射が難しい場合の代わりにアスピリンを提案していますが、5 フェイスリフトの直後に自己判断でアスピリンを飲むと、血腫を防ごうとする取り組みとぶつかることがあります。血栓の予防をするかどうか、するならどの方法にするかは、手術の範囲、フライトの時間、ご自身の血栓リスクを見て、執刀した医療チームと一緒に決めます。

フェイスリフト後、ソウルにどのくらい滞在するよう学会は勧めていますか?

フェイスリフト後に飛行機に乗れる日を研究で定めた基準は見つかりませんでした。最も近い参考資料は、BAAPSが海外で手術を受ける患者さんのために出した勧告です。この勧告は、4時間前後以上移動する患者さんの手術を麻酔の方法と手術時間で3つのグループに分け、グループごとに術後その国に滞在する期間の目安を示しています。下の表はその内容をまとめたものです(英国の学会の勧告・根拠のレベル:専門家の意見・ボニータクリニックが定めた基準ではありません)。6

グループBAAPSによる手術の分類BAAPSが勧める滞在期間(専門家の意見)
1局所麻酔で、通常90分以内の施術特別な期間なし
23時間以内の全身麻酔(動きの制限なし)、または90分を超える局所麻酔の手術1〜2週間
33時間を超える全身麻酔、複数部位の手術、動きの制限、血栓リスクが高い場合2〜4週間

この表をフェイスリフトに当てはめるときは、3つの点を覚えておいてください。まず、学会自身がこの勧告の根拠のレベルを「専門家の意見」としています。6 次に、フェイスリフトがグループ2に入るか3に入るかは、麻酔の方法、手術にかかった時間、首のリフトや脂肪吸引など同時に行った手術によって分かれます。最後に、この表は英国の学会の勧告であって、ボニータクリニックの滞在基準ではありません。表の期間は「これだけ過ぎれば大丈夫」という意味ではなく、手術が大きいほどソウルで経過を見る余裕を多めに取りましょう、という目安として受け止めるのが正確です。

実際の帰国日は、次の条件が重なって決まります。

  • 手術の範囲:顔の下半分だけか首までか、あごの脂肪吸引・脂肪移植・溶ける糸を加えるか
  • 麻酔と入院:全身麻酔か静脈麻酔か、1泊入院か当日帰宅か
  • 回復の経過:血腫がなく傷がふさがったか、腫れと痛みが和らいでいるか、抜糸が済んだか
  • フライトの条件:4時間を超えるか、乗り継ぎで自宅までの時間がさらに長くなるか
  • ご自身の血栓・出血のリスク:過去に血栓ができたことがあるか、年齢、BMI、ホルモン剤、血圧、いま飲んでいる薬145

出国前の診察で、今の状態は?

  • 血腫がなく、傷が安定し、腫れも引いてきている診察で確認したうえで予定どおりに
  • 片側がだんだん腫れて痛む、または傷が開いた出国前にもう一度診察 · 日程の調整を相談
  • 血栓の既往 · 複数の手術を同時に · 4時間を超える移動歩くこと・弾性ストッキングなどの予防法を事前に医療チームと決める

ボニータクリニックでは、カウンセリングでこれらの条件を一つずつ確認し、抜糸と経過確認の診察が入る日を先に押さえてから帰国日を決めます。

機内では、耳の前後の切開線と脚の血栓をどう一緒にケアしますか?

英国の学会が術後に飛行機に乗る患者さんに勧めているのは4つです。通路側の席に座ること、水分を十分にとること、フライト中にこまめに体を動かすこと、血栓予防のストッキングをはくことです。6 フェイスリフト後の方は、脚のためのこの4つに、顔の傷を守る工夫を加える必要があります。

  • 通路側の席:ほかの乗客をまたがずに立ち上がって歩けます。
  • 足首の運動:座ったまま、つま先を手前に引き寄せては伸ばす動きを繰り返し、ふくらはぎの筋肉を使います。シートベルト着用サインが消えているときは通路を歩きます。
  • 水分:フライト中は、水を少しずつこまめに飲みます。
  • 弾性ストッキング:はくかどうか、どれを選ぶかは、執刀した医療チームにまず相談します。56
  • ネックピローと眼鏡:ネックピロー、眼鏡のつる、マスクのひもが、耳の前後の切開線を長く押さないようにします。耳の後ろの傷は鏡がないと見えないので、忘れがちです。
  • 荷物:重い物を持たないよう指示を受けている場合は機内でも守り、頭上の棚への荷物の出し入れは同行者や客室乗務員に任せましょう。
  • 薬:処方薬は手荷物に入れておき、時差をまたぐときにいつ飲むかを出発前に聞いておきます。アスピリンや消炎鎮痛薬を自己判断で追加して飲まないでください。1

帰国後、血腫・感染・血栓のサインはどう見分けますか?

飛行機を降りたあとも回復は続きます。症状によって疑うべきものが異なり、次のようなサインがあれば先延ばしにせず、近くの医療機関を受診してください。

  • 血腫が疑われるとき:顔や首の片側がだんだん腫れて硬くなり、痛みます。
  • 感染が疑われるとき:傷が赤くなって熱っぽい、膿が出る、または熱が出ます。傷が開いたときもすぐに受診します。
  • 顔の動き:顔の片側がいつものように動きません。
  • 血栓が疑われるとき:片方の脚が腫れて痛む、または急に息苦しくなり胸が痛みます。この場合は救急の受診が必要です。

この勧告は、帰国後も電話やビデオ通話で経過を確認するよう求めています。最初の確認は術後1〜2週間のあいだ、次の確認は6週間から6か月のあいだを目安とし、お住まいの国で救急の診療を受ける方法を出発前に調べておくよう付け加えています。6

現地で受診するときは、手術の日付、顔だけか首までか、同時に受けた手術、服用中の薬を伝えてください。手術記録のコピーをお持ちなら、それも見せてください。ボニータクリニックにも近況をお知らせいただければ、回復の様子を一緒に見守る手がかりになります。フェイスラインや首に残った腫れは時間をかけて引いていくので、到着直後の顔だけを見て結果を判断しなくて大丈夫です。

フェイスリフトか、より負担の少ないリフトか:ソウルのカウンセリングで相談できること

ボニータクリニックは1995年の開院から同じ住所にあり、その間ずっと、ブラジルで形成外科専門医の資格を持つチョン・グァンソプ代表院長が患者さんを診てきました。カウンセリングでは、診療ページでご案内している次の方法をご相談いただけます。

  • 内視鏡フェイスリフト:耳の前のしわと耳の後ろの生え際の内側を切開し、SMASを引き上げて固定します。首まで引き上げる場合は耳の後ろの切開を延ばします。フェイスリフトをご覧ください。
  • 必要に応じて加える治療:フェイスラインの下に脂肪が多ければあごの脂肪吸引、額や頬などのくぼみには脂肪幹細胞と一緒に行う脂肪移植、細かいしわのある部分には溶ける糸を加えることがあります。何を加えるかは、たるみの程度とボリュームが失われた部位によって決めます。
  • マルチリフティング:初期から中期のたるみには、あごの脂肪吸引・溶ける糸・幹細胞脂肪移植・複合レーザーの中から必要なものを組み合わせる切らない方法を検討します。静脈麻酔と局所麻酔で行い、当日帰宅です。マルチリフティングとマルチリフティングのガイドをご覧ください。
  • 眉毛上リフト:眉が下がってまぶたが重く見える場合、眉のすぐ上の皮膚を切除して眉の位置を上げます。眉毛上リフトをご覧ください。

どの方法が合うか、ダウンタイムをどのくらい見込むかは、診察を受けてから決まります。

フェイスリフトの計画・滞在期間・費用が人によって違うのはなぜですか?

同じフェイスリフトをご希望でも、顔の下半分だけで済む方もいれば、首まで引き上げて脂肪移植も加える方もいます。その違いがソウルでの滞在期間や費用にもそのまま表れ、どこまで、どの方法で手術するかによって決まります。

  • 範囲:顔だけか、首までか
  • 追加の治療:あごの脂肪吸引・脂肪移植・糸
  • 麻酔:全身麻酔か静脈麻酔か
  • 1泊入院か当日帰宅か
  • これまでのリフト・糸・フィラー
  • 帰国前に必要な通院

対面の診察後に最終的な計画とお見積もり

最終的なお見積もりをお出しできるのは、対面の診察でどこまで手術が必要かが決まってからです。写真で選択肢はしぼれますが、正確な手術の範囲と、それに合わせて見込むべき滞在期間は、その診察で確定します。

フェイスリフトの相談写真でわかること、対面の診察が必要なことは?

写真は、フェイスリフトについての最初のご相談にとても役立ちます。フェイスライン・頬・首のどこがたるんでいて、どこがいちばん気になるかがよくわかります。ただし、皮膚の厚さや弾力、どの層がたるんでいるか、以前のリフトや糸による癒着が皮膚の下にあるかどうかは、写真ではわかりません。

写真でわかること

  • たるみの場所:フェイスライン・頬・首
  • いくつかの角度から見た首のしわとたるみ
  • 額や頬のくぼみ
  • 以前の手術の目に見える傷跡
  • 顔全体のバランス

対面の診察が必要なこと

  • 皮膚の厚さと弾力
  • どの層がたるんでいるか:皮膚・SMAS・脂肪
  • 以前のリフトや糸による癒着
  • 血圧・服用中の薬・血栓の既往
  • 麻酔と移動に耐えられる状態か

役に立つ写真は、正面・左右の横顔・左右45度で、明るい場所でメイクを控えめにし、耳とフェイスラインが見えるよう髪をまとめて撮ったものです。数年前の写真があれば、それも参考になります。写真と一緒に、いちばん気になる部位(フェイスライン・頬・首)、これまでに受けたリフト・糸・脂肪移植・フィラー、おおよその帰国日とフライト時間、血栓になったことがあるかどうかを教えてください。撮る角度はオンラインカウンセリング用の写真の撮り方で詳しくご案内しています。写真がそろったら、ソウル行きの予約をする前に、ご質問と一緒にメッセージでお送りください。

ボニータクリニックの考え方:海外から来られる方のフェイスリフト

ボニータクリニックで帰国日を決める流れ

  1. 1カウンセリング気になる部位・これまでの施術・フライトの予定をうかがい、手術の範囲と回復の日程を一緒に決める
  2. 2手術全身麻酔または静脈麻酔 · 1泊入院(状態によっては当日帰宅)
  3. 3経過の確認抜糸と傷・腫れの確認
  4. 4帰国診察で血腫・傷・腫れを確認してから

症例写真:フェイスリフト

下の写真は、ボニータクリニックでフェイスリフトを受けた方の症例で、このガイドのもとになっている診療です。写真ごとに術後どのくらい経っているかを確認できなかったため、経過期間は記載していません。結果には個人差があります。

ソウルでフェイスリフトを受けた後の帰国:抜糸・腫れ・飛行機はいつから? · 施術前後の写真 1
施術前施術後

正面から見たフェイスラインと首のしわ

ソウルでフェイスリフトを受けた後の帰国:抜糸・腫れ・飛行機はいつから? · 施術前後の写真 2
施術前施術後

斜めから見た頬の下と口元

ソウルでフェイスリフトを受けた後の帰国:抜糸・腫れ・飛行機はいつから? · 施術前後の写真 3
施術前施術後

斜めから見たフェイスライン

※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。

よくある質問

フェイスリフトの翌日、飛行機で帰国できますか?

あまりおすすめできません。フェイスリフト後に最も多い合併症である血腫は術直後に起こることが多く、ドレーンを使わずに手術した605人の研究では、血腫7件すべてが術後24時間以内に見つかりました。2 抜糸と傷の確認の診察もまだ残っており、英国の学会も帰国の途につく前に執刀医の診察を少なくとも1回受けるよう求めています。6 いつ乗るかは、カウンセリングで手術の範囲と回復の経過を見ながら一緒に決めます。

抜糸の前に帰国してもいいですか?

一般的には、抜糸と傷の確認を終えてから帰国するように計画します。BAAPSの勧告も、抜糸やドレーン抜去の予約を退院前に入れ、帰国前に執刀医の診察を少なくとも1回受けるよう記しています。6 すでに決まっている帰国日がある場合は、カウンセリングの際にお知らせください。手術の範囲と回復の計画は、その日付を前提に組み立てます。

飛行機に乗ると、フェイスラインや首の腫れがひどくなりますか?

フェイスリフト後のフライトで顔の腫れがどれだけ増えるかを直接測った研究は見つかりませんでした。腫れは何日もかけて少しずつ落ち着いていくため、フライト直後の数日に見える小さな変化だけでは、フライトのせいかどうかを見分けられません。ただし、左右ではなく片側だけがどんどん腫れて硬くなり、痛む場合は、フライトに関係なくすぐに受診してください。

フェイスリフト後のフライトに、血栓予防の注射やアスピリンは必要ですか?

すべての方に必要なわけではありません。顔の手術だけなら血栓はまれでしたが、複数の手術を同時に受けたり、BMIや年齢が高かったりするとリスクが高くなりました。4 ガイドラインは、最近の手術などでリスクが明らかに高い方が4時間を超えて移動する場合に、弾性ストッキングや予防の注射を提案していますが、根拠の確実性は非常に低いものです。5 アスピリンなどの薬は血腫とも関係があるため、1 自己判断で飲まず、執刀した医療チームと決めてください。

帰国後に顔の片側が腫れて痛むときはどうすればいいですか?

顔や首の片側がだんだん腫れて硬くなり、痛む場合は血腫のおそれがあるため、すぐに近くの医療機関を受診してください。熱が出たときや、傷が赤くなってじくじくしてきたときも同じです。受診の際は手術の日付と範囲、服用中の薬を伝え、ボニータクリニックにもご連絡のうえ経過をお知らせください。

海外からフェイスリフトのカウンセリングを受ける前に準備したいこと

  • ご予定の帰国便:おおよその日付、フライト時間、乗り継ぎ
  • 血栓になったことがあるか、血圧、服用中の薬(アスピリン・消炎鎮痛薬・血液をサラサラにする薬・ホルモン剤を含む)と持病、喫煙の有無
  • 以前にリフト・糸・脂肪移植・フィラー・フェイスリフトを受けたことがあれば、その時期
  • 正面・左右・45度の写真と、いちばん気になる部位(フェイスライン・頬・首)
  • ソウルで過ごせる日数と、付き添いの方の有無

ボニータクリニックの所在地は、ソウル市瑞草区江南大路565の3階です。地下鉄7号線・論峴(ノニョン)駅8番出口から歩いて約100mです。手術そのものについてはフェイスリフトの診療ページとフェイスリフトのガイドをご覧ください。切らずにたるみを改善する方法はマルチリフティングとマルチリフティングのガイド、眉が下がってまぶたが重い場合は眉毛上リフトをご覧ください。

参考資料 (6)

本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。

  1. Grover R, Jones BM, Waterhouse N. The prevention of haematoma following rhytidectomy: a review of 1078 consecutive facelifts. Br J Plast Surg. 2001;54(6):481-486.doi:10.1054/bjps.2001.3623手術件数の多い医師2人が1994〜1999年に行ったフェイスリフト1,078件の記録分析(抄録):血腫45件(4.2%)で最も多い合併症、血腫は長引く腫れや皮膚壊死につながることがある。多変量解析で、前方の広頸筋形成・収縮期血圧・性別(抄録には方向の記載なし。男性に多いことはZoumalan 2008の抄録で確認)・アスピリンまたは消炎鎮痛薬の服用・喫煙が血腫と有意に関係
  2. Zoumalan R, Rizk SS. Hematoma rates in drainless deep-plane face-lift surgery with and without the use of fibrin glue. Arch Facial Plast Surg. 2008;10(2):103-107.doi:10.1001/archfaci.10.2.1031人の医師がドレーンなしで行ったディーププレーン・フェイスリフト605人(前半146人はフィブリン糊なし、後半459人はあり)の後ろ向き分析(抄録):全員に24時間の圧迫ドレッシング、どちらのグループにも手術が必要な大きな血腫はなかった。血腫はフィブリン糊なし5件(3.4%、すべて針で抜いた小さな血腫)、あり2件(0.4%)で、7件すべて術後24時間以内に見つかった。男性の血腫が多かった。血腫の7人中2人は回復室で嘔吐し、著者は術後の吐き気の予防と早めの治療を勧めている
  3. Jones BM, Grover R, Hamilton S. The efficacy of surgical drainage in cervicofacial rhytidectomy: a prospective, randomized, controlled trial. Plast Reconstr Surg. 2007;120(1):263-270.doi:10.1097/01.prs.0000264395.38684.5aフェイスリフトを受けた50人の顔の片側だけにドレーンを入れたランダム化比較試験(抄録):血腫と腫れはドレーンの有無で差がなく、患者さんが感じた腫れ・不快感も同じだったが、内出血はドレーン側で有意に少なかった
  4. Winocour J, Gupta V, Kaoutzanis C, et al. Venous Thromboembolism in the Cosmetic Patient: Analysis of 129,007 Patients. Aesthet Surg J. 2017;37(3):337-349.doi:10.1093/asj/sjw173米国CosmetAssureデータベースの前向きコホート(2008〜2013年、129,007人、抄録):術後30日以内の静脈血栓塞栓症116人(0.09%)。顔0.01%・胸0.01%・顔と体0.16%・体0.21%・体と胸0.28%、複数同時0.20%対単独0.04%。リスク要因:体の手術(RR 13.47)・複数の手術(RR 2.4)・BMI・年齢
  5. Schünemann HJ, Cushman M, Burnett AE, et al. American Society of Hematology 2018 guidelines for management of venous thromboembolism: prophylaxis for hospitalized and nonhospitalized medical patients. Blood Adv. 2018;2(22):3198-3225.doi:10.1182/bloodadvances.2018022954米国血液学会の診療ガイドライン(PMC全文のうち長距離移動の推奨17〜19を確認):4時間を超える移動で、リスク要因のない人には弾性ストッキング・低分子量ヘパリン・アスピリンを使わないよう、最近の手術や血栓の既往などリスクが明らかに高い人には弾性ストッキングまたは予防量の低分子量ヘパリンを、それが難しければアスピリンを提案(いずれも条件付き推奨、根拠の確実性は非常に低い)
  6. British Association of Aesthetic Plastic Surgeons (BAAPS). BAAPS Cosmetic Tourism Guidelines. . 2023;September 2023 v1.英国美容形成外科学会(BAAPS)の海外での美容手術に関する勧告(文書全体を確認、根拠のレベルは専門家の意見):通路側の席・水分補給・機内で動くこと・血栓予防ストッキング、合計約4時間の移動からリスクに影響、手術を3グループに分けた術後の滞在期間の目安(グループ2は1〜2週間、グループ3は2〜4週間)、抜糸・ドレーン抜去の予約を退院前に行い帰国前に執刀医の診察を1回以上、帰国後は電話・ビデオで確認し1〜2週間と6週間〜6か月で経過確認

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ボニータクリニック
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この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。

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