傷跡・再建センタービューティー・整形センター

ソウル市瑞草区江南大路565 3階 ボニータクリニック
平日 09:00-18:00 · 火 10:00-18:00 · 土 09:00-15:00

やけど・ケロイド治療後に残る問題と限界

ソウルの耳たぶピアスケロイド治療:切除しても再発しますか?

再発することがあります。耳のケロイドは切除するだけでは再発しやすいため、切除の時点から注射などの補助治療を組み合わせ、数か月から数年にわたって経過を見るのが基本です。補助治療を加えてもリスクはなくならず、ケロイドの大きさ・再発歴・家族歴によって変わるため、ソウルでの治療をお考えなら、まずは耳の表と裏の写真からご相談ください。もう一度穴をあけることには決まった基準がなく、治療した部位が長く安定した後に、リスク要因を考え合わせて判断します。

ご自身の場合が気になる方は LINEで写真相談 →

同じ人の右の耳たぶのイラスト4枚:ピアス部位に広く付いた1つのしこり、細い根元で耳たぶからぶら下がったしこり、いくつかのしこりがでこぼこに集まったケロイド、以前切除した手術の線の上に再び盛り上がったしこり。カードごとに、まず確認し検討することを記した。

ピアスの穴にケロイドができるのはなぜですか?

耳にピアスの穴をあけると、耳たぶの表から裏まで小さな傷の通り道ができます。ほとんどの場合、この通り道は問題なく治ります。ところが一部の人では、傷が治った後も傷跡の組織が育つのをやめず、硬いしこりになります。これがケロイドです。ケロイドは元の傷の範囲を越えて育つ傷跡なので、ピアスの穴は針ほどの太さでも、しこりは穴よりずっと大きくなることがあります。

耳はケロイドができやすい場所で、主にけがやピアスの後にできます。3耳のケロイドを扱った研究26編を集めた系統的レビュー(決められた方法で関連する研究を探して集め、文章で整理したレビュー)では、15編がピアスを原因として記録していました。耳の中では耳たぶが最も多く、研究者は耳たぶにピアスをする人が最も多いためと考えています。1

韓国のある病院が、耳たぶのケロイド40件(36人)を振り返った研究があります(以下「40件の研究」)。アクセサリー店や自宅、学校など医療機関以外の場所で穴をあけた患者を集めた研究です。患者は全員、ケロイドができる前に、ピアスの部位が腫れたり膿んだりする炎症を経験したと答えています。しこりは多くの場合、炎症が治まってから1〜6か月後に盛り上がり始め、その後1〜2年かけて大きくなりました。患者の97%は40歳未満でした。研究者は、衛生的でない環境で穴をあけた後の炎症が原因と考えられるとしています。5ただし比較するグループのない研究なので、原因と断定することはできません。

理解のために簡略化した図です。医療機関以外で穴をあけた耳たぶのケロイドの患者を集めたある研究では、全員がケロイドができる前にピアス部位の炎症や膿を経験しており、しこりは炎症が治まって1〜6か月後に現れ、1〜2年育ちました。5ピアスの通り道が表と裏の瘢痕組織をつなぐという説明もあります。1

ピアスの穴は耳たぶの表と裏をつなぐ通り道です。そのため、ケロイドが表と裏の両方にでき、2つのしこりがその通り道でつながっていることもあります。通り道の一部が残ると再発の原因になりうるという説明がありますが、まだ十分には検証されていません。1

盛り上がった傷跡がすべてケロイドとは限りません。元の傷の範囲内にとどまる肥厚性瘢痕(厚くなった傷跡)の場合もあります。2つを見分ける目安はケロイドと肥厚性瘢痕の見分け方ガイドに、ケロイド治療全般はケロイド・やけど跡の治療ガイドにまとめています。このガイドは耳、とくに耳たぶのピアスケロイドに絞り、切除後に何が再発を招き、何がそのリスクを下げるのかを中心に説明します。

耳たぶのケロイドにはどんな形がありますか?

まず形を見るのは、形によって取り除き方が変わるからです。韓国のある大学病院が10年間に治療した耳たぶのケロイド1,027件を、見た目の形で分けた研究があります。この研究は耳たぶのケロイドを5つの型に分け、多い順に次のとおりでした。6

  1. 広基性・単結節型:1つのしこりが広い底面で付いている
  2. 有茎型:細い根元で耳たぶからぶら下がっている
  3. 広基性・多結節型:いくつかのしこりが広い底面で集まっている
  4. 埋没型
  5. 混合型

耳たぶのケロイド、こんな形なら

  • 1ピアス部位に1つのしこりが広く付いているなら

    最も多い形です。大きさと表裏への広がりを見て、注射か切除かを検討します

    広基性・単結節型

  • 2細い根元で耳たぶからぶら下がっているなら

    根元の範囲を確認し、切除するときは再発管理を一緒に計画します

    有茎型

  • 3いくつかのしこりがでこぼこに集まっているなら

    広がった範囲と耳たぶの縁を見て、取り除き方を決めます

    広基性・多結節型

  • 4以前切除した場所が再び盛り上がったなら

    再発と考えてまず注射で落ち着かせ、再切除するかは慎重に判断します

    再発

状態を示すイラストで、治療後の姿ではありません。形の名前は韓国の耳たぶケロイド1,027件の分類に従いました。6実際の治療は、診察でケロイドかどうかと範囲を確かめてから決めます。

研究者は形に合わせて手術方法を選んでいました。しこりの芯だけを取り出す方法、しこりを丸ごと切り取る方法、その2つを組み合わせる方法などです。そして、どの場合も皮膚移植をしたり周りの組織を大きく犠牲にしたりせずに、そのまま縫い合わせたと報告しています。640件の研究も似た基準を使っていました。しこりがピアス部位のまわりにとどまっていれば芯だけを取り出し、耳たぶの縁まで広がっていれば切り取りました。5

つまり形は「どう取り除くか」を決める手がかりです。そこでまずケロイドかどうかと形を確かめ、注射で落ち着かせるか、切除と再発管理を一緒に計画するかを決めます。ただ、どの方法で取り除いても、取り除いた場所から再び育つことがある点は同じです。切除後の管理を最初から一緒に計画するのはそのためです。

切除するだけだと、なぜ再発するのですか?

ケロイドを切り取る手術も、それ自体が新しい傷です。ケロイドができやすい体質の人の、ケロイドができた場所に新しい傷ができると、その傷が治る間に傷跡の組織がまた育ちすぎることがあります。あるランダム化試験(患者を無作為にグループに分けて比べる研究)が序論でまとめた以前の報告では、ケロイドを切除だけした場合の再発率は45%以上で、手術後にステロイド注射を加えると50%未満でした。4この報告どおりなら、切り取るだけでは半分近く、あるいはそれ以上で再び育つおそれがあったということです。ただし、耳たぶのケロイドだけを集めた最近のメタ解析(複数の研究結果を集めて計算し直した研究)では、切除のみの推定再発率が併用治療と同程度になることもあり、この数字は研究によって大きく異なります。2

耳たぶのケロイドには炎症が一緒に残っていることが多い点も注目されます。40件の研究で取り除いた組織を顕微鏡で見ると、40件中70%で、ケロイドの中とまわりの組織の両方の血管のまわりに炎症細胞が集まっていました。再発した4件のうち3件は、手術後も炎症が続いたケースと考えられました。5

同じ理由から、ボニータクリニックの診療案内でも、ケロイドは安易に切除するとより大きく再発することがあるため、切るよりも抑えることを先に考えると説明しています。切除が必要なときは、縫合の張力(引っぱる力)を減らすことと、その後の再発管理までをひとつの治療と考えます。

切除後の補助治療にはどんなものがありますか?

補助治療とは、切除した部位が治る間に傷跡の組織が育ちすぎないよう抑える、追加の治療です。26編のレビューで補助治療として多く使われていたのは、圧迫やシリコンなど貼ったり塗ったりするケアが37.9%、ステロイド注射が22.2%、放射線治療が17.6%、炭酸ガスレーザーが10.5%でした。1下の図は、切除の後に再発管理が続く流れを示しています。

理解のための図で、治療結果ではありません。縫合直後と1週後の注射を比べた研究は34人規模です。4圧迫イヤリングは研究で使われた一般的な方法で、51研究の平均経過観察期間は25.8か月でした。1注射の時期と実際の日程は診察後に決めます。

ステロイド注射:打つタイミングも大切です

ステロイド注射は、ケロイドの中の炎症を鎮め、傷跡の線維が作られるのを減らす注射です。すでにできあがったケロイドに最初に使う治療とされ、耳のケロイドでは注射だけ、または切除と組み合わせる方法が最も一般的です。4

耳のケロイドの研究25編をまとめたメタ解析では、切除後にステロイド注射をした場合の再発率は15.4%でした。36〜7人に1人ほどが再発した計算です。

先ほどのランダム化試験は、注射のタイミングを比べた小規模な研究です。耳のケロイドの患者34人のうち、一方のグループは切除して縫った直後に手術部位へ注射し、もう一方は1週間後に注射しました。6か月以内に再び盛り上がった割合は、直後に注射したグループが22.2%で、1週間後のグループ(56.3%)より低くなりました。感染や皮膚が薄くなるといった合併症は見られませんでした。4ただし患者数が少なく、観察期間も6か月と短いものでした。また、再発を早く見つけるために厳しい基準を使ったため、再発率が高く出たと研究者は述べています。4

ステロイド注射は、打てば打つほどよい治療ではありません。皮膚が薄くなる、色が抜ける、細い血管が透けて見えるといった副作用が起こることがあるため、量と間隔を調整します。4

圧迫イヤリング:続けられるかどうかが鍵です

圧迫療法は、マグネットやクリップ型の圧迫イヤリングで、手術した耳たぶを表と裏から押さえる方法です。傷跡への血流を減らし、傷跡の線維を作る細胞の働きを抑えるという仕組みで説明されています。140件の研究では、手術の2週間後から6か月間マグネット式の圧迫イヤリングを着け、傷跡用の軟膏も使ってもらい、再発は10%(4件)でした。5

ただ、圧迫を補助に使った研究どうしでは、再発率が0〜29.5%と大きく差がありました。長く着けていると耳が痛くなったり、押さえた部分に傷ができたりすることがあります。両耳にケロイドがあり、圧迫クリップを左右交互に着けた研究では再発が多くなりました。1つまり、効果は「どれだけ長く、続けて押さえられるか」に大きく左右されます。圧迫療法はボニータクリニックの診療ページで案内している治療ではないため、一般的な医学情報として記しています。

放射線治療とその他の方法

切除後に放射線治療をした場合の再発率は14.0%で、ステロイド注射(15.4%)とはっきりした差はありませんでした。326編のレビューでも、放射線を補助に使った研究の再発はほとんどが8.7%以下でしたが、ある試験では56.7%と高くなっていました。1報告された副作用は主に照射した部分の赤みで、適切な方法で行えばがんのリスクは非常に低いと報告されています。1それでも良性の病気に放射線を使うことになるため、慎重に決める治療です。先ほどの耳たぶのケロイドのメタ解析(85編)では、切除だけの場合を含む6つの方法の再発率の推定値が互いに近い値でした。放射線治療の中では電子線がX線より優れている可能性が示され、これが研究ごとに結果が違った一因となっていました。ところが患者一人ひとりのデータを集めて解析し直すと、切除とステロイド、切除と放射線を組み合わせた場合のどちらも、切除だけの場合より再発のない期間が長くなっていました。有害事象の割合は治療どうしで同程度でした。2放射線治療はボニータクリニックの診療ページで案内している治療ではないので、必要かどうかはカウンセリングで別にご確認ください。

ステロイドに5-FU(細胞が増えるのを抑える薬)を混ぜて注射する方法もあります。あるランダム化試験では、切除後にこの注射をしたグループの再発が、放射線のグループより少なくなりました。この試験では、傷が開いたり赤くなったりした例も報告されています。1手術の代わりに炭酸ガスレーザーの後に血管レーザーを続けて使う方法も症例研究のレベルで報告されていますが(そのうち1編は後に撤回)、根拠は限られています。1

切除後の補助治療、研究で見た違い

補助治療研究でわかったこと注意点
ステロイド注射切除後の再発15.4%(メタ解析)、直後の注射は1週後より少ない皮膚が薄くなる・色が抜ける・細い血管が見えることも
圧迫イヤリング補助に使った研究の再発は0〜29.5%と差が大きい数か月続ける・痛みや圧迫による傷も
放射線治療切除後の再発14.0%(メタ解析)、注射とはっきりした差なし当院の診療ページにない治療(一般的な情報)・主に赤みの報告
5-FU併用注射あるランダム化試験で放射線より再発が少ない一般的な情報・その試験で傷の開き・赤みの報告
研究ごとに対象・再発の基準・観察期間が違うため、数値を直接比べることはできません。134圧迫・放射線・5-FUは一般的な医学情報です。

再発率の数字はどう読めばよいですか?

研究の数字を、そのまま自分の確率に置き換えることはできません。下の図は、このガイドに出てくる数字を一か所に集めたものです。

研究ごとに対象・再発の定義・観察期間が異なるため、棒どうしを直接比べることはできません。切除のみの値はあるランダム化試験が引用した以前の報告で、最近の耳たぶのメタ解析では切除のみの推定値が併用治療と同程度のこともありました。42注射・放射線は25編のメタ解析、326編の平均は系統的レビュー、140件は韓国の一病院、5注射の時期は34人のランダム化試験の6か月の結果です。4

26編のレビューで、耳のケロイド全体の平均再発率は20.3%、手術に補助治療を加えた研究だけを見ると19.4%でした。1わかりやすく言えば、補助治療をしても平均で5人に1人ほどは再発しうるということです。ただし再発率は研究ごとに大きく違いました。研究の規模、観察期間、治療方法がそれぞれ違ったためです。観察期間は6か月から6年までで、平均は25.8か月でした。研究の質もほとんどが低いか中程度で、100人を超える患者を扱った研究は1つだけでした。1

数字よりも大切なのは、ご自身のケロイドにどんなリスク要因があるかです。ピアスのケロイドを扱った研究で結果を左右したのは、主にケロイドの大きさ、以前に再発したことがあるか、家族にケロイドの人がいるかでした。1耳たぶのケロイドのメタ解析の研究者も、患者さんの状態を総合的に見て判断すべきで、十分に長く追跡した研究がさらに必要だとまとめています。2

再発はいつ、どんなサインでわかりますか?

再発は手術直後よりも、数か月たってから現れることが多いです。注射のタイミングを比べた研究でも、再び盛り上がったケースは手術後2〜5か月の間に順に増えていきました。4最初のケロイドが1〜2年かけて育ったように、5再び育つときにも時間がかかることがあります。耳のケロイド研究の平均経過観察期間は2年余り(25.8か月)でした。1

次のような変化は再発のサインかもしれません。

  • 手術部位が再び硬くなる、またはふっくらと盛り上がる
  • 手術部位がかゆい、または押すと痛む
  • 縫った線のまわりが赤くなり、赤い縁が広がる

40件の研究でも、手術部位が硬くなったり赤くなったりすることを、再発を見分けるサインとして観察していました。5ランダム化試験では、再び盛り上がったケロイドに1か月ごとに注射していました。4早めに気づけば注射などですぐに対応できるので、同じ角度・同じ明るさで日付入りの写真を残しておくと比べるのに役立ちます。

妊娠も考えておきたい点です。40件の研究で再発した4件のうち1件は、妊娠するたびに再発しており、研究者はホルモンの影響と考えていました。51例なので、すべての妊娠でそうなるとは言えませんが、妊娠の予定がある方は治療の時期を前もってご相談ください。

もう一度ピアスの穴をあけてもいいですか?

ケロイドを治療した後に再び穴をあけてよいか、いつならよいかを定めた診療ガイドラインや大規模な研究は、まだ見当たりません。そこで以下は、研究で確かめられたリスク要因に照らして考えておきたい点です。まず、再び穴をあけることは、同じ体質の皮膚に新しい傷をつけることだという点を覚えておいてください。

  • 治療した部位は十分に落ち着いていますか? 再発は数か月後に現れることが多く、4研究の平均経過観察期間は2年余りでした。1まだ赤い、かゆい、硬いという場合は、穴をあけるより治療と経過観察が先です。
  • リスク要因が重なっていませんか? ケロイドの大きさ、再発歴、家族歴は、ピアスケロイドの結果を左右する主な要因とされています。1何度も再発している、または家族歴がある場合は、より慎重になる必要があり、あけないという選択も一緒に考える価値があります。
  • 炎症を防げますか? 40件の研究の患者は全員、ケロイドができる前にピアス部位の炎症を経験していました。5再びあけるなら清潔な環境で行い、腫れたり膿んだりしたら放置せずにすぐ治療を受けることが大切です。
  • 新しい穴はどこにあけるとよいでしょうか? これについての研究は見当たりません。ただ、ケロイドを切除した傷跡に新しい穴をあけると、再び育ちうる場所に傷を加えることになるため、あける場所は診察で一緒に決めることをおすすめします。

もう一度あける前に、治療した部位はどうですか?

  • まだ赤い・かゆい・硬い治療と経過観察が先再発のサインかどうかを確認
  • 長く見ても変化がないリスク要因を一緒に検討再発歴・家族歴・以前の大きさ
  • 何度も再発した・家族歴があるより慎重にあけないという選択も検討
再びあける時期を定めた診療ガイドラインはありません。リスク要因は耳のケロイド研究をまとめたレビューを参考にしました。1

新しくあけた部位が硬くなったり、かゆみや赤みが出始めたりしたら、イヤリングを外して早めに診察を受けてください。ケロイドの治療歴があることも、穴をあける前に伝えておきましょう。

ボニータクリニックの考え方

ボニータクリニックの進め方

  1. 1傷跡の種類を確認ケロイドか肥厚性瘢痕か、大きさと範囲
  2. 2注射治療赤く硬く盛り上がったケロイドを落ち着かせる
  3. 3張力を減らす切除・縫合切除が必要なら取り除いた後も再発管理
  4. 4レーザー赤み・色素・肌のキメが残るとき
  5. 5経過確認間隔をあけて見ながら方法を調整

注射は間隔をあけて繰り返し、再発を管理します

ボニータクリニックでは、ケロイド治療を施術として行い、必要に応じて切除します。局所麻酔で行い、日帰りです。切除した場合は抜糸があります。外科的・施術的な修復を何回に分けるかは傷跡ごとに異なり経過を見ながら決め、回復期間と通院日程も施術の範囲と個人の状態によって異なります。手術や施術の後には、出血・感染・炎症などの副作用が起こることがあります。

ソウルで相談できる治療の選択肢

ボニータクリニックは1995年に開院し、同じ場所で、ブラジルの形成外科専門医であるチョン・グァンソプ代表院長が診療しています。クリニックはソウル市瑞草区江南大路565の3階、地下鉄7号線・論峴駅8番出口から徒歩約100mです。耳のケロイドについてカウンセリングでご相談いただけるのは、診療ページにある次の方法です。

  • 赤く硬く盛り上がったケロイドへの注射治療(間隔をあけて繰り返す)
  • 張力を減らす縫合での切除と、その後の再発管理
  • 残った赤み・色素・キメに対する複合レーザー

どれが合うか、どの順番で行うかは、ケロイドの大きさ・形・範囲とこれまでの経過によって決まり、診察で確かめます。

ケロイドによって計画と費用が違う理由

片方の耳たぶの小さなしこり1つと、両耳の表と裏にできた大きなケロイドでは、治療の内容がまったく違います。ケロイドの大きさと数、耳たぶの片面か両面か、組み合わせる方法、回数が計画を左右し、それによって費用も変わります。

  • 大きさ・数・形
  • 表・裏・両面
  • 片耳か両耳か
  • 注射・切除・その組み合わせ
  • 回数と間隔
  • これまでの治療と再発

対面診察後に計画と費用を最終案内

最終的なお見積もりは、対面での診察でケロイドの範囲、方法、回数の見込みがはっきりしてからご案内します。写真で選択肢を絞ることはできますが、範囲は対面で決まります。

写真でわかること、対面診察が必要なこと

耳のケロイドでは、写真は役に立つ最初のステップです。どこにあるか、どれくらいの大きさか、どんな形かは写真で見えることが多いからです。一方、硬さや深さ、表と裏のしこりがピアスの通り道でつながっているかどうかは、画面では判断できません。

写真でわかること

  • 耳たぶの表か裏か
  • 大きさ(定規と一緒に)と色
  • 形:広く付く・ぶら下がる・でこぼこ
  • 時間による変化(日付入り写真)

対面診察が必要なこと

  • 触ってわかる硬さと深さ
  • 表と裏のしこりがつながっているか
  • かゆみ・痛み・押したときの痛み
  • 以前の手術の傷跡
  • 別のできものの可能性

役立つ写真:自然光でフィルターなしに撮った耳の表と裏、定規や硬貨を横に置いたケロイドの近接写真、最初にできたころの写真があればそれも。以前に治療を受けた場合は、治療直後の部位の写真も参考になります。写真と一緒に、いつどこで穴をあけたか、これまで受けた治療をメッセージでお送りいただけます。

ご来院の計画と、帰国後の経過観察

事前に確定しているのは、上に記した施術情報だけです。施術(必要に応じて切除)、局所麻酔、日帰り、切除した場合のみ抜糸です。注射は間隔をあけて繰り返すため、ソウルへ何回来る必要があるか、どのくらい滞在するかは、ケロイドの大きさ・形・範囲に合わせてカウンセリングで一緒に決めます。

耳のケロイドは、治療のための通院よりずっと長い経過観察が必要になることが多いです。研究では、再発は手術の数か月後に現れることが多く、4平均の経過観察期間は2年余り(25.8か月)でした。1ソウルを離れる前に、新しい硬さ、かゆみ、広がる赤い縁など、どんなサインに気をつけるべきか、また帰国後に再発し始めた場合にどのように治療を続けるかを確認しておきましょう。カウンセリングの写真と比べられるよう、同じ角度で日付入りの写真を撮り続けてください。治療した部位が痛んだり、赤く熱をもったり、分泌物が出たりした場合は、早めに現地の医師を受診してください。

実際の症例写真

ボニータクリニックのやけど・ケロイド治療の診療ページに掲載している耳の症例です。写真だけではピアスが原因か、ケロイドか肥厚性瘢痕かはわからないため、見える様子だけを記しました。結果には個人差があります。

ソウルの耳たぶピアスケロイド治療:切除しても再発しますか? · 施術前後の写真 1
施術前施術後

耳たぶの下のほうに丸く盛り上がった小さなしこりがあった例

ソウルの耳たぶピアスケロイド治療:切除しても再発しますか? · 施術前後の写真 2
施術前施術後

耳たぶの下の縁に小さなしこりがいくつか盛り上がっていた例

ソウルの耳たぶピアスケロイド治療:切除しても再発しますか? · 施術前後の写真 3
施術前施術後

耳の裏側に赤紫色のしこりが広く盛り上がっていた例

ソウルの耳たぶピアスケロイド治療:切除しても再発しますか? · 施術前後の写真 4
施術前施術後

耳の上部の内側に細長く盛り上がったしこりがあった例

※ 施術前後の写真は個人によって結果が異なります。副作用が生じる可能性があるため、医師と十分にご相談のうえご判断ください。

よくある質問

手術をせずに注射だけで治療できますか?

小さなケロイドは注射で小さくなることがあり、ステロイド注射はできあがったケロイドに最初に使う治療とされています。4注射だけで十分か、切除と再発管理を組み合わせる必要があるかは、大きさや形、注射への反応を見て決めます。ボニータクリニックでは、赤く硬く盛り上がったケロイドに間隔をあけて注射しながら経過を見ます。

手術後、圧迫イヤリングは着けたほうがいいですか?

圧迫は、再発を減らすために使う補助治療のひとつです。6か月間マグネット式の圧迫イヤリングを着けた韓国の研究では再発が10%でしたが、5圧迫を使った研究どうしの差は大きく、痛みや圧迫による傷が起こることもあります。1圧迫療法はボニータクリニックの診療ページで案内している治療ではないため、必要かどうかはカウンセリングでほかの再発管理の方法と一緒に確認します。

再発したら、また手術が必要ですか?

再び盛り上がったケロイドがまだ小さいうちは、まず注射で落ち着かせる方法を考えます。ランダム化試験でも、再発したケロイドに1か月ごとに注射していました。4以前に再発したこと自体が結果を左右する要因とされているため、1再び切除する場合は、補助治療と長い経過観察を最初から一緒に計画します。補助治療なしに同じ場所を何度も切り取ることは避けます。

妊娠するとケロイドが再発することはありますか?

その可能性を示す報告があります。韓国の研究で再発した4件のうち1件は、妊娠するたびに再発しており、研究者はホルモンの影響と考えていました。51例なので一般化はできませんが、妊娠の予定がある方は、治療と経過観察の時期を前もってご相談ください。

耳の上部(軟骨)のピアスにできたケロイドも同じですか?

耳の上部のふち(耳輪)にもピアスのケロイドはできます。注射のタイミングを比べた研究では、耳輪が53%、耳たぶが44%で、94%がピアスの後にできていました。4多くの研究が耳たぶと耳輪をまとめて扱っているため、部位ごとの結果を比べるのは難しいのが現状です。1切除・補助治療・長い経過観察という原則は同じですが、取り除き方と縫い方は部位と形によって変わります。

カウンセリングの前に準備しておくとよいこと

  • いつ、どこで穴をあけたか、あけた後に腫れたり膿んだりしたことがあるか
  • しこりに初めて気づいた時期と大きくなる速さ、耳たぶの表・裏のどちらにあるか
  • これまでの治療:注射(回数と最後の時期)、切除、圧迫イヤリング、レーザー、放射線
  • 再発したことがあれば、その回数と、手術後どれくらいで盛り上がったか
  • 家族にケロイドのある人がいるか、妊娠の予定があるか
  • 明るい場所で撮った耳の表と裏の写真、できはじめのころの写真

治療の流れはやけど・ケロイド治療のページでご覧いただけます。すでに落ち着いたやけど跡はやけど跡の案内を、盛り上がった傷跡がケロイドかどうか迷う場合はケロイドと肥厚性瘢痕の見分け方ガイドを、注射・レーザー・切除の根拠と限界はケロイド・やけど跡の治療ガイドを参考にしてください。

参考資料 (6)

本文の説明の根拠となる資料です。研究結果は一般的な傾向であり、個人の結果を保証するものではありません。

  1. Haq H, Davies L, Dheansa B. Understanding and Comparing Current Practice for Ear Keloid Scars: A Narrative Systematic Review. J Plast Reconstr Surg. 2026;5(4):326-336.doi:10.53045/jprs.2025-0067耳のケロイド研究26編の系統的レビュー:15編がピアスを原因と記録、耳たぶが最多、平均再発率20.3%(手術+補助治療19.4%)、観察6か月〜6年(平均25.8か月)、補助治療の内訳、圧迫の再発0〜29.5%と痛み・圧迫創・左右交互で再発増加、放射線補助はほとんど8.7%以下(ある試験56.7%)、5-FU併用が電子線より良かった試験、ピアスの通り道が表裏をつなぐという説明、結果を左右する大きさ・再発歴・家族歴、根拠の質は低〜中程度、CO2+血管レーザーの症例研究2編のうち1編は後に撤回、放射線の副作用は主に赤みで発がんリスクは非常に低いと報告、5-FU試験で傷の開き・赤みの報告
  2. Huang Y, Ren S, Yang Q. Efficacy and Safety of Excision Combination Therapies for Earlobe Keloids: A Systematic Review and Meta-analysis. Aesthetic Plast Surg. 2024;48(15):2757-2770.doi:10.1007/s00266-024-04092-0耳たぶケロイドの切除併用治療のメタ解析(85編・23種類の治療):いくつかの方法の再発率推定値は同程度、個々の患者データでは切除+ステロイドと切除+放射線が切除のみより再発のない期間が長い、有害事象の割合は同程度、十分な追跡研究が必要
  3. Shin JY, Lee JW, Roh SG, et al. A Comparison of the Effectiveness of Triamcinolone and Radiation Therapy for Ear Keloids after Surgical Excision: A Systematic Review and Meta-Analysis. Plast Reconstr Surg. 2016;137(6):1718-1725.doi:10.1097/PRS.0000000000002165耳のケロイド切除後の補助治療のメタ解析(25編):耳は外傷やピアス後にケロイドができやすい部位、再発率はトリアムシノロン15.4%・放射線14.0%で有意差なし、大規模なランダム化研究が必要
  4. Burusapat C, Wanichjaroen N, Wongprakob N, et al. The Effectiveness of Immediate Triamcinolone Acetonide Injection after Auricular Keloid Surgery: A Prospective Randomized Controlled Trial. Plast Reconstr Surg Glob Open. 2021;9(8):e3729.doi:10.1097/GOX.0000000000003729耳のケロイド患者34人のランダム化試験(94%がピアス後、耳輪53%・耳たぶ44%):縫合直後の注射22.2%対1週後56.25%の再発(6か月・厳しい基準)、合併症なし、少人数・短期観察の限界。序論・考察で切除のみの再発45%以上・術後注射併用で50%未満、できあがったケロイドに最初に用いる治療としての注射、注射の局所・全身の副作用を整理
  5. Kim HD, Chu SC, Hwang SM, et al. Clinical Analysis of Lobular Keloid after Ear Piercing. Arch Craniofac Surg. 2016;17(1):5-8.doi:10.7181/acfs.2016.17.1.5韓国の一病院の耳たぶケロイド40件(36人)の後ろ向き分析:医療機関以外でピアスをした患者を集めた研究(選定基準・比較群なし、研究者は衛生的でない環境での炎症を原因と推定)、ケロイド前の炎症・膿、炎症が治まって1〜6か月後に出現し1〜2年成長、97%が40歳未満、ピアス部位にとどまれば芯のみ除去・縁まで広がれば切除、術後2週から6か月間のマグネット圧迫イヤリング、再発10%(1件は妊娠のたびに再発)、70%で血管周囲の炎症
  6. Park TH, Seo SW, Kim JK, Chang CH. Earlobe keloids: classification according to gross morphology determines proper surgical approach. Dermatol Surg. 2012;38(3):406-412.doi:10.1111/j.1524-4725.2011.02199.x韓国の大学病院の耳たぶケロイド1,027件の後ろ向き分類:広基性単結節型・有茎型・広基性多結節型・埋没型・混合型の順に多い、形に応じて芯の摘出・標準切除・広範囲の切除・組み合わせを選択、すべて皮膚移植なしでそのまま縫合

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ボニータクリニック
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この記事では、一般的な医学情報とボニータクリニックの診療方針を分けてご説明しています。判断は一人ひとりの状態によって変わるため、診察の代わりにはなりません。

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